「無詠唱の氷姫     ―ツララ・ルミアーナの伝説―」のメインビジュアル
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無詠唱の氷姫 ―ツララ・ルミアーナの伝説―

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ツララは一言も詠唱していなかった。 誰にも教わっていない。 それでも魔法は発動した。 ――無詠唱。 世界の常識ではありえない奇跡。 遠く離れた場所で、その異変を感じ取った者がいた。 漆黒の玉座に座る、一人の影。 「……始まったか。」 その低い声に、闇が揺らめく。 「伝説の力が、再び目覚めた。」 その瞳は、雪降る王国の方角を静かに見つめていた。 まだ幼いツララは知らない。 自分の力が、世界の運命を大きく変えることを。
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