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ruruha
全96話
105,054文字
第71話 自分の机だけ会話の通り道になってる
51
第70話 教室入った瞬間どこ行けばいいか分からない
42
第69話 グループで写真撮るときだけ自分の位置が分からない
20
第68話 相手によって自分のキャラが変わりすぎる
10
第67話 うまくいった会話ほどあとから気持ち悪くなる
2
第66話 会話の中でいつも同じ役になってる気がする
47
第65話 自分の話だけ、記憶に残ってない気がする
8
第64話 自分だけ笑えてない瞬間がある
17
第63話 ノリ合わせてたら自分のテンション分からなくなった
40
第62話 既読がつく前の時間が一番きつい
31
第61話 断れなくて損してる気がする
15
第60話 グループでの立ち位置が分からない
第59話 なんでもない一言で一日引きずる
34
第58話 気づいたら自分だけリアクション係になってる
第57話 自分の話をすると引かれる気がする
第56話 話してるのに距離が縮まらない
第55話 仲いいはずなのに気を使ってしまう
5
第54話 ノリについていけない
第53話 自分だけ誘われてない気がする
9
第52話 急に距離を置かれた気がする
11
第51話 いい人止まり
27
第50話 “ノリが合わない”って言われる
18
第49話 グループにいるのに一人
第48話 既読がついたあと
37
第47話 加害者に対して、処罰してほしいと思ってしまう
26
1
3
4
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この相談室に届くのは、小さな違和感ばかり。うまくいっているはずなのに不安になることや、理由もなく距離を置きたくなる気持ち、誰にも見えないところで揺れている心の話。遥、蓮司、日下部の三人は、答えを出そうとはしない。ただ言葉を交わしながら、名前のつかない感覚を少しずつ確かめていく。分からないままでもいい。揺れているままでもいい。ここは、自分でも説明できない気持ちを置いていける場所。
遥の相談室は、いつも言葉が遅れてやってくる場所だった。ここに来るのは、もう答えを探していない人たちだ。正しさも、解決も、救いも、すぐには手に入らない。それでも誰かが扉を開けるのは、黙ったままではいられなくなる瞬間が、確かにあるからだ。語られなかった時間と、選ばれなかった声が、静かに積み重なっていく。言葉になる前の重さが、ここに残っている。
放課後の空き教室で、日下部は静かに椅子を並べる。誰かを救うためではなく、ただ「話せる場所」を残すために。来るのは、うまく怒れない人、優しくしすぎる人、関係に疲れた人。日下部自身もまた未完成のまま、他人の言葉を受け取り、返し、少しだけ世界の見え方をずらしていく。答えは出ない。それでも会話は続く、放課後が終わるまで。
放課後の空き教室に、ただ机と椅子が並ぶだけの「相談室」がある。そこに来るのは、限界の少し手前で立ち止まった生徒たち。聞くのは高校生の蓮司。特別優しいわけでも厳しいわけでもない。ただ、決めつけず、急がず、相手の言葉の奥にあるものだけを拾う。劇的な解決は起きない。けれど、来たときより少しだけ呼吸がしやすくなる。ここは、壊れる前に立ち寄るための、例外の場所。
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