ノベル完結
ホラー・ミステリー
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さがしもの探偵
1話から読む主人公の加賀佐助は幼馴染の佐々木真澄からなし崩し的に”さがしもの探偵”という探偵をさせられている。佐助は料理人になるため勉強をしているが、真澄はやたらと探偵をやらせようとしてくる。ただ佐助的にも、依頼人には強く出れるので、料理の試食をしてもらって感想がもらえることもあるので、そういう意味ではさがしもの探偵を利用している。ただあくまでやりたいことは料理だけ。それなのに分量としては探偵の分量のほうが多く、また犯人捜しだけではなく、無くしたモノ探しや説得する言葉探しなど多岐に渡る。そんなある日、真澄が勝手にさがしもの探偵のSNSアカウントを運用し始めて、そこに『探偵と料理をします』というような文面が書かれていることを知る。何で探偵と料理、両方させたいのか佐助が真澄に聞いても、そこだけはかわされてしまう。まあ大した理由でもないんだろう、と思いつつ。
全27話
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